1978年の角川映画『野性の証明』でデビューしたのが、中学1年生の時。あれから40余年、顔も年齢相応に変化したものの、相学的には福々しい良相に円熟し、同世代の女優・歌手の中でも抜きん出ていい感じに歳を取った印象が強い。
彼女の顔相の特徴は、小さな口と、(ちんまりと小さく、丸みのある)幼児性を残した鼻で、今も基本的には同傾向ながら、10代の頃の極端な小口が今はやや大きくなり、薄かった口元の厚みも増して、口相に勢いが出てきた。
生命力・生活力が増してきた証しで、スタミナがつき、濃厚な交わりを楽しめる女相になった。
口元の締まりも格段によくなっていて、こちらは意志力とともに名器性がアップしたことを示している。
鼻に肉付きが加わって厚みと丸みが増し、金甲に張りが出てきて、こちらもタフに立ち回るたくましさと我の強さが観て取れる。
性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼のサヤエンドウ形の部分)の張りが、若い頃から淋しかったのが、加齢とともに涙堂(臥蚕を含めた下瞼一帯)が盛り上がってきて、性欲・性感が尻上がりに上昇。丸目の垂れ目ゆえ、沸点の低い性感で感じやすく、低い絶頂が長時間続くタイプだ。
右臥蚕の中央に目立つホクロ(子供のことで苦労する泣きボクロ)があったが、整形術で取ったのか、今はない。
ちなみに相学は、見た目だけ美しくしても、顔相のバランスを崩して凶を呼び込みがちな美容整形に対して、総じて慎重だ。
目頭に切れ込みがなく、正面から覗く鼻孔からも、交わりの最中はあけっぴろげで、本音丸出しのガチンコセックスを楽しむ。
現時点の【官能度】は「4」、【スタミナ度】は「3」。子供っぽい鼻相は、男性の庇護欲をそそるモテ相であると同時に尻軽相でもあり、丸目・垂れ目もモテ相で、【モテ度】も「4」と高い。
先天的名器度が現れる耳穴の下のミゾが深くて狭い名器相なのに加え、前述の小口と、口元の(肉付きが増し、締まりのよくなった)変化から、【名器度】は「4」寄りの「5」で満点と観る。
若い頃の吊り上がりの「へ」の字眉を、歳を重ねると弓なりの穏やかな眉に変えていて(『エール』では役柄からか、元の強い眉相に戻しているが)、良妻性がアップしている。おとなしい鼻相・小口・肉付きのよい広い頬が良妻相で、【良妻度】も満点の「5」。
すっきりとした口元があげまん相で、薄い臥蚕・豊かな金甲・弓なりの眉がプラス要素ながら、垂れ目相で大きくマイナス。それでも【あげまん度】は「3」と、現代女性では高いほうだ。
***************************************
【劉飛昶プロフィール】劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。