この日の放送では、ホストクラブで新型コロナウイルス感染者が発生していることから、リポーターが歌舞伎町入り口付近を訪れ、通行人にインタビューを開始。すると、しばらくして迷彩柄のTシャツを着た男が赤信号を無視して横断歩道を突っ切り、リポーターに向かって突然、パンチを繰り出した。リポーターは男のパンチを避けながら話し続けたが、その後、カメラがスタジオに切り替わり、中継は終了している。
「あまりに突然の出来事で、司会の宮根も『大丈夫? 何? 文句言われたの?』と心配そうでしたが、その後、現場の様子について触れることはありませんでした。どうやらリポーターにケガはなかったようですが、まさかのアクシデントに視聴者からも心配の声が上がりました」(芸能記者)
ネット上では、
《中継見ていたけど、最初から殴る気満々で近づいてきてたな。凶器とか持ってたら大惨事になるところだぞ》
《いくら昼間とはいえ歌舞伎町ってそんな街だぞ。テレビ局も危機意識が低過ぎだな》
《何でスタッフはリポーターを助けないんだろう。カメラなんか回してる場合じゃないだろ!》
《これ、男が至近距離に近づいた時点で静止しないとダメだろ。何やってんだよ》
《わざわざ感染エリアに中継に行く必要あるか? 現地じゃイライラしてるやつも多いんだぞ》
など、中継方法の不備を指摘する声もあったが…。
「歌舞伎町は昼間でもトラブルが絶えず、特にここ最近は新型コロナウイルスによる飲食店の営業自粛で、イライラしている人も多く、あちこちでいざこざが起こっています。本来は女性リポーターがのんきに中継するような場所ではないんですよ。トラブルが発生したときに対応できるように、男性スタッフを数名待機させるくらいの準備が必要でしょうね。テレビ局は危機意識が低過ぎますよ」(歌舞伎町に詳しい風俗ライター)
アメリカ・バージニア州では2015年8月に、商業施設の屋外でインタビューをしていた女性リポーターと男性カメラマンが突然、射殺される事件が起きている。日本なら大丈夫などとノンキに構えていると、大事故が発生する可能性もある。
物騒な繁華街には女性リポーターを派遣しないなど、テレビ局も危機管理を徹底する必要があるだろう。