「不思議なのは、なぜ『能年玲奈』という名前が使えないのかということでしょう。これは芸名でなく、本名のはず。前所属事務所とのトラブルがあって使用できないのかもしれませんが、前は能年で活動していた。法律専門家もおかしな話だとしていますし、前事務所との契約に使ってはいけない拘束項目があったとしか思えないのです」(司法ライター)
能年玲奈からのんへ芸名を変更する際に、多くの姓名判断師は「ひらがな2字はよくない」と酷評していたという。絶対的な論拠はないだろうが、今となっては気になるところだ。
「のんを巡って『週刊文春』が前事務所と裁判になりましたが、その際にも本名・芸名を争点にしていません。彼女自身が、能年にこだわっていないのか。これに関しては全くの謎です」(同・ライター)
彼女は3月12日にNHK・Eテレで放送される『素顔のギフテッド』のナビゲーター&ナレーションを担当する。テレビの出番があるとはいえ、大方がNHKかEテレで、それもほとんど単発。民放に使ってもらえないのが難点だろう。
一方で彼女は、CM関係でかなり露出が高い。一時はCM分野で“完全復活”と見る向きも多かった。
「食品メーカーの飲料水やネットを使った印刷会社のCM、地方銀行など多数のCMには出ています。数は出ていますが、なぜか深夜の場合が多い。深夜枠は広告料金が安いのでしょうし、扱う広告代理店ものんはゴールデン向きではないと判断したのかもしれません」(CMライター)
のんは「パンツも買えないほど安月給」だとして前事務所を辞めた理由を『週刊文春』誌上で主張。これに対して前事務所は名誉棄損でのんの記事を掲載した文春を提訴。結果、文春の敗訴となり、660万円の支払いを命じられた。
「文春の記事とはいえ、のんが裁判で負けたイメージが強く、完全に芸能界の異端児になってしまった。のんは『私の20代は干されて終わる』と言ったそうですが、のんの完全復活にはもう少し時間がかかるでしょう」(芸能プロ関係者)
今年7月に27歳を迎える彼女だが、ここまで芸能活動にこだわる理由は何かあるのだろうか。