「この数年、東大生が出演しない番組を見つけることが難しくなってきた」と証言するのは人気放送作家。
事実、各テレビ局の編成表を見渡してみれば、『東大王』(TBS系)や、特番の『さんまの東大方程式』(フジテレビ系)、『最強の頭脳日本一決定戦! 頭脳王』(日本テレビ系)など、準レギュラー扱いを含めると、枚挙にいとまがない。
「民放局が東大生を重宝する理由は制作費です。1本2500万円くらいで作れるんです。ロケも少なければ、番組視聴率の平均は10%前後と安定している。スポンサー受けもいい」(制作関係者)
そんな中、各テレビ局がこの時期に動き出したのが、4月に入学する東大生の青田買いだという。
「将来のスターとなる逸材を探すためです。面白い話や経歴など、とにかく話題になる人がいい。中でも、美人でキャラが立つ東大女学生なら言うことありません。芸能プロから声がかかる前に、局や制作会社で囲った方がコスパがいいんです」(制作会社幹部)
ちなみに東大生以外の学生の評価だが…。
「京大や早稲田、慶応、最近は同志社なども注目を浴びているが、やはり日本人の根底には東大コンプレックスが根強い。だから、東大生がクイズに答えられなかったり、笑いの対象になると、視聴率が上がるんです」(編成幹部)
裏で青田買いに動くのが、テレビ局と強力なパイプを持っているクイズ研究会などのサークルだ。
「番組プロデューサーや制作会社は、この種のサークルとの人脈づくりに必死。中には、研究会から局や制作会社に入社する者もいる。結果、皆がウインウインな関係になるわけです」(キー局プロデューサー)
近い将来、元クイズ研究会所属の女子アナが誕生するのも時間の問題だ。