「スポーツ紙は『芸能界最高齢の再婚』と美談仕立てで報じてますが、後妻業にまんまと嵌っただけ。しかも、当初は不倫。昨年6月、40年間も連れ添った糟糠の妻の幹子さんと離婚してから1年も経っていないのに再婚ですからね。略奪婚ですよ。それに不倫の犠牲になって人生を狂わされた関係者は数知れない。自分だけ“幸せになりたい”だって? 冗談でも済まされない。心から再婚を祝福する関係者は1人もいませんよ」(元事務所関係者)
たけしは7年前に知人を通じて知り合ったE子さんと不倫関係になってから洗脳されたように「人が変わってしまった」と言うのが、業界関係者の一致した見方だった。
「浅草修行時代の師匠だった深見千三郎さんの“宵越しの金は持たない”粋な遊び方を学んだたけしは、周囲への心配りはハンパではないし、カネのことは一切口にしなかった。ところが、E子さんと深い関係になってから“カネ、カネ”と言うようになったんです。E子さんの影響でしょう」(親しかった番組プロデューサー)
たけしは2018年3月末に自身が設立した『オフィス北野』から独立。E子さんから「あなたは会社にカネを取られているだけじゃないの」と吹き込まれたのが発端だったという。
「独立劇はE子さん主導で行われたんですが、それを隠蔽するため、たけしは『たけし軍団』を巻き込んで、当時社長だった森昌行氏と軍団の争いにすり替えたんです。森氏はたけしの自宅に呼ばれ、たけしや軍団に会社の経営をめぐって恫喝まがいの追及を受けた。独立騒動の際、たけしは軍団に“俺の株を残して出て行く”と言っていましたが、その株はオフィス北野に買い取らせたんです。如何にたけしがE子さんの言いなりになっていたかですよ」(事情を知る芸能ライター)
昨年10月、E子さんから連日のようにパワハラを受けて自律神経失調症に罹ったとして、たけしの付き人で運転手だった石塚康介氏がE子さんと事務所『T・Nゴン』を相手取り東京地裁にパワハラ訴訟を起こした。11月には週刊新潮で2週に渡って、たけしがE子さんによって人が変わってしまった経緯や長年スタイリストを務めていた女性、マネジャーたちがたけしの元を去って行った真相を爆弾告発した。
「石塚氏は10年近くたけしの言動を身近で見てきた人物だけに、告発は真実味がある。しかし、大半のメディアは沈黙したんです。たけしサイドが都合が悪い報道には弁護士が対応するようになったからです」(前出・番組プロデューサー)
現在、パワハラ訴訟中の石塚氏はツイッターを更新している。隠れて石塚氏を応援するたけし軍団メンバーもいる。そのツイッターに、迂闊にも『浅草キッド』の玉袋筋太郎が応援しているかのような内容をツイートしてしまった。
「たけしは、それに気づき玉袋に“俺の悪口を言ってるな”と威圧。玉袋ばかりかフォロワーだった他の軍団メンバーも引いてしまったんです」(軍団と親しいバラエティー番組関係者)
★過去の女性に“禁句”発言
E子さんは、快く思っていないたけしと親しい支援者や友人、仕事関係者との交際を断ち切ったという。
「オフィス北野から連れてきたマネジャーのK氏は個人的な関わりを持ちたくないと、仕事のスケジュールだけを消化している状態です。だから、E子さんはたけしの身内の実兄や実姉に取り入ったんです。お姉さんと兄の北野大さんは一方的にE子さんから話を聞いて鵜呑みにしてますからね。彼女を信じ切っている。だから再婚を勧めたんです」(前出・元事務所関係者)
一方、今年に入って『オフィス北野』から社名を改名した『TAP』は、たけしがフォローしないため、軍団たちの仕事が激減しているという。
「しかし、子弟関係は消えていない。何も言えず、彼らはジレンマに陥っています。軍団だけじゃありません。たけしの“幸せになりたい”コメントは、かつて弄ばれた女性たちの気持ちを逆撫でしてますよ」
と言うのは先の芸能ライター。
「フライデー襲撃事件(1986年)の発端になった当時女子大生の愛人・M子さんはその後、子供を出産したんです。他にも、たけしは何人もの女性を弄んだ。彼女たちに対しても“幸せになりたい”という言葉は禁句でしょうね」(同)
たけしはE子さんとの披露宴を執り行うつもりでいるという。さらに、今秋には新作映画がクランクインするという情報も流れている。
「昨年末にKADOKAWAから出版した時代小説『首』の映画化らしいんです。これまでの作品に関わってきた北野組のメンバーに声をかけているようです。映画のプロデュースを一手に引き受けていた森氏を追放したことで、映画関係者からも悪評フンプン。新作が撮れるのかは分かりません」(映画関係者)
“結婚は人生の墓場”という言葉がある。たけしにとって再婚は“お笑いタレントとしての墓場”にならなければいいが。