各紙によると、石原は交通規制された本番コースを、白地に赤のラインが入った公式ユニホームで無灯火のトーチを持ち、200メートルに渡ってランニング。
沿道からの声援に大きく手を振り返し、「緊張しましたが、皆さんに応えている時間が楽しくて、あっという間でした」と笑顔を見せたという。
多くの著名人が東京五輪の聖火ランナーをつとめるが、大半は自身の出身地を走る。そんな中、東京都出身の石原は5月8日、原発で被爆した女性との出会いにより、人生観が変わった場所だという長崎県内を走ることになっている。
報道陣に対し、石原は「反戦、核廃絶を願って聖火をつなげたら」と意気込んだというが、おそらく、この先を見据えた発言になりそうだというのだ。
「石原といえば、バリバリの創価学会信者として知られていますが、おそらく、40歳までには公明党から総選挙に出馬するとみられています。今回、聖火ランナーという大役で、おまけに、長崎を走ることにより、メディアを使って大々的にアピールしようとしているのではないでしょうか」(永田町関係者)
4月からフジテレビ系の連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」への主演が決定。 聖火ランナーは同ドラマの放送期間中だけに、“政治的発言”にはCMスポンサーがナーバスになりそうだが…。
「16年公開の『シン・ゴジラ』で石原は米国大統領の特使を演じた。その際、製作発表などで政治的発言を繰り返し、事務所に注意された苦い経験があったが、今度は聖火ランナーという大義名分があるのでうまくやりそうだ」(芸能記者)
石原の周辺は何らかのとばっちりを受けそうだ。