1月19日に始まったNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の初回視聴率は19・1%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)だった。
「初回が19%を超えたのは、2016年の『真田丸』(主演・堺雅人)以来です。今年は、明智光秀(長谷川博己)を主人公とした戦国武将の群像劇。“沢尻エリカ騒動”で、川口春奈が代役で撮り直し、初回放送日を1月5日から2週間延期する“異例の事態”となっていましたが、視聴率は好発進となりました」(芸能ライター・小松立志氏)
NHK制作サイドも、
「光秀や駒から勇気を得て、月曜日からの1週間に臨めるようなドラマ作りをスタッフ・キャスト一同で頑張ってまいります」
と異例のコメントを発表した。
駒を演じているのは、門脇麦(27)。
「この物語のヒロイン的存在です。役柄は、堺正章演じる医師・望月東庵の助手を務めているドラマオリジナルのキャラクターです」(ドラマ関係者)
撮影では、堺や農民役の岡村隆史と一緒になる機会が多い。
「岡村を含め、3人ともオリジナルのキャラクターなんです。なので、よく“私たちの役はこの先どうなっていくんだろう?”と話しているようです。堺は“われわれはオリジナル、いつ消えてもおかしくないのだから、一生懸命頑張ろう”と2人を励ましているようです」(前出・小松氏)
さて、門脇麦(本名同)は1992年8月10日、アメリカ・ニューヨーク生まれの27歳。
「5歳までニューヨークですごし、その後、東京へ引っ越して来ました。いわゆる“帰国子女”っていうやつです」(プロダクション関係者)
“麦”という名前の由来はこうだ。
「麦は真っ直ぐに伸びることから、麦のようにどこまでも真っ直ぐに育ってほしいとの願いから名付けられました。4歳下に弟がいます」(芸能記者)
幼い頃からクラシックバレエを習い、バレリーナを夢見ていたという。しかし、中学2年生の頃、自分の能力に限界を感じ、バレリーナになるのを断念した。
「バレエの代わりに、高校時代に10代の頃の宮﨑あおいや蒼井優の映画を見て、女優に興味を持つようになったそうです」(映画ライター)
その頃の、こんな面白いエピソードがある。
「夢も目標もなくなって、1人ですごすことが多かった高校時代。レンタルDVD店で、“ア行”から順番に日に4・5本借りて見まくっていたそうです。“ワ行”まで完遂した? という伝説が残っています」(スポーツ紙記者)
そして高校卒業時、『私も映画に出てみたい』と複数の芸能事務所に履歴書を送付。
「運よく、そのうちの1社にスカウトされました。反対する両親を押し切って芸能界入りを果たしました」(テレビ局関係者)
2011年の連ドラ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)でデビューを飾ったものの、その存在感はまだまだ薄かった。しかし、2014年の映画『愛の渦』で、門脇は一躍、“時の人”となった。
「地味でマジメな容姿ながら、誰よりも性欲が強いヒロインの女子大生役をオーディションで勝ち取ったのです」(映画関係者)
R18+指定映画となった『愛の渦』。
「10人の男女の乱交パーティーという舞台設定が話題になりました。本編123分中、着衣時間はわずか18分でした。R指定となったのは当たり前です」(前出・映画ライター)
最初はぎこちなく抱かれていた門脇だったが、途中から本性が露わになり、絶叫するように喘ぐ。
「バック、騎乗位となんでもござれ。当時、まだ21歳。そのギャップは見事でした」(映画スタッフ)
もちろん、バストトップ(乳首)も惜しげもなく全開にした。
「ツンととがった桜色の乳首でした。おっぱい自体のボリュームは、それほどではなく“微美乳”といった印象を持ちました」(前出・映画ライター)
本誌読者には興味のないことかもしれないが、実は今、世は“微乳ブーム”なのだとか。
「昨年、剛力彩芽とのラブフェアで芸能マスコミを騒がせた某成金通販創業者も微乳大好き男として知られています。AV業界にも、その波は来ているようです」(風俗ライター)
ともかく、この映画での“熱演”が認められ、門脇は各新人賞を総なめ。2015年には、NHK朝の連続テレビ小説『まれ』にヒロイン・土屋太鳳の友人役として出演、注目を集めた。
「これまで何度か指摘してきたことですが、NHKは“タレントの使い回し”が大好きな局なんです。例えば、朝ドラに使った俳優をそのあと連ドラに使ったり、大河ドラマにキャスティングするとか。門麦もその慣例に従い、今年の大河につながったと見るのが自然でしょう。それに、実力が加わったとなればなおさらです」(前出・プロダクション関係者)
★興味津々「門脇ノート」中身
ちなみに門脇の場合、『まれ』出演後の2018年、映画『止められるか、俺たちを』でブルーリボン主演女優賞を、2019年には映画『さよならくちびる』で、ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞している。
「年々、力をつけてきているのがよく分かると思います。NHKが期待してキャスティングしたのもうなずけますね」(前出・テレビ局関係者)
さて、話を今回の大河ドラマに戻すと、役作りについて門麦は一部女性誌のインタビューに、
「本当にピンとこない3人組(門麦・堺・岡村)だと思うんですけど(笑)。だからこそ説得力というか、リアリティーを持たせないといけないので、そのあたりは気をつけて演じていきたいと思っています」
と話している。
「長谷川とは過去に共演したことがあるので、コミュニケーションをとりながらうまくやっているようです。ドラマの話より、グルメの話題で盛り上がっているそうです」(NHK関係者)
“体験学習”にも余念がないようだ。
「クランクイン前、作品のゆかりの地でもある岐阜城や稲葉山にも足を運んだそうです。また、役柄上“薬草の名前”にも興味津々で、いつも“門脇ノート”を持ち歩いているようです」(芸能レポーター)
そして、最後に気になるのは、やはり門麦の下半身、男関係だ。
「5年ほど前、ある二世俳優との熱愛が発覚したことがありましたが、現在、彼氏はいないようです」(前出・芸能記者)
もともとスキャンダルはタブーの“天下のNHK”。
「そこへもってきて、沢尻エリカの薬物逮捕の件がありましたから、制作サイドは出演者たちにスキャンダルはダメだと念には念を入れています。ま、結婚発表とかだったらいいんでしょうけど」(芸能関係者)
ともあれ、2話以降の門麦の演技と視聴率に注目!