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『おしん』再放送の“ラスボス”登場に令和の視聴者騒然…「橋田壽賀子スゲェ」

 連続テレビ小説『おしん』(BSプレミアム)再放送、1月29日の第252話で、おしんが“ラスボス化”したとネット上で話題になっている。

 この回では、息子・仁(山下真司)と妻・道子(田中美佐子)夫婦との同居が始まったが、おしんはいきなり道子に家の掃除、洗濯、炊事をまかせ、決まった生活費の中でやりくりしてほしいと命令。道子はそのあまりの多忙さに「こんなはずじゃなかったもん」と肩を落とし、ぼう然とした。

 おしんの鬼姑ぶりに、ネット上では、
《おしん、こえぇー。お茶なんて飲みたい人が淹れて飲めばいいじゃん!》
《あれだけ自分が姑にイジメられたのに、今度は自分が同じことするのか!》
《こうやって嫁姑問題は繰り返されるんだなぁ》
《嫁もしょーもないけど、おしんも厳し過ぎるよね。これじゃ自分が受けた仕打ちを繰り返しているにすぎないだろ》
《田中裕子から乙羽信子に変わって、性格も変わってしまったなw》
《橋田壽賀子先生の本当の恐ろしさを見せつけられた。やっぱすげーなw》
 など、大反響を呼んでいる。

「おしんといえば、米一俵と引き換えに奉公先へ向かう、極寒の最上川の“川下りシーン”が有名ですが、さらに話題になったのが、嫁ぎ先の佐賀で嫁イビリに遭う“地獄の佐賀編”です。連日続く、姑・清からの鬼のような仕打ちに、1983年に放送された際は、『佐賀にだけは嫁に出さない』との声が上がったほどでした。しかし、今回、おしんが自分の嫁に同じような仕打ちをしたことで、“嫁姑問題の根深さ”を指摘する声が上がっています。おしんの性格の激変ぶりにも注目が集まっていますね」(エンタメ誌記者)

 ここに来て、おしんの鬼姑ぶりが発揮されるとは、これぞ橋田壽賀子脚本の真骨頂とも言えるが、それ以上に、令和時代との物事の考え方の違いに驚いた視聴者も多かったようだ。

 地獄の佐賀編では日本中から目の敵にされた姑・清だったが、本当の“ラスボス”はまさかのおしん本人だったとは…。さすが、最高視聴率62.9%を記録したおばけドラマ。何度見返しても変わらぬ面白さは「さすが!」としか言いようがない。

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