「脱退と卒業は、何が違うんだというわけです。卒業はとりあえず何らかの形でグループにつながりがあるような感じですが、脱退となると縁が切れてしまうようにも取れる。結局、辞めることは同じですけどね」(芸能ライター)
しかし、平手の脱退は彼女個人の問題だけではないようだ。欅坂全体に影響を及ぼしているという。
「もう欅坂は衰退方向ではないかと、悲観的に見るファンも多い。欅坂はもともと長濱ねるが看板。長濱は昨年7月、突如の卒業。実質、引退状態にある。彼女の卒業はナゾが多いのですが、彼女が辞めた時点で『欅坂は終わった』と考えられた。平手を“絶対的エース”と書く紙メディアは多いですが、実際は“絶対的”というほどではありませんでした」(芸能プロ関係者)
今の欅坂でセンター的に扱われているのは渡邉理佐だ。彼女はファッション誌などでも活躍。昨年10月、サブスクリプションアプリ『メチャカリ』のCMにメインで登場。楽曲『10月のプールに飛び込んだ』を歌う姿は、なかなかの評判を呼んだ。
「昨年4月に発売した写真集『無口』は、今月まで累計部数で10万部を達成。欅坂全体の写真集を除けば、欅坂のソロではトップです。身長163センチのDカップ級。ムッチリ体型も好評なのですが、グラドルなのかアイドルなのか、どうも方向性がハッキリしない。不動のセンターという立場にはまだまだ程遠い感じです」(前出の芸能ライター)
現在、AKBグループは本家の『AKB48』をはじめ各地方グループ、坂道シリーズは『乃木坂46』『欅坂46』『日向坂46』などが乱立。正直、それぞれのメンバーなどはよほどの通でなければ分からないだろう。
「昔、つんく♂が『モーニング娘。』を中心に分家、分家とネズミ算式にグループを増やしたときに似ています。あまりに増やし過ぎて、結局、本元のモー娘が沈没気味になったこともあった。平手の脱退は、ただ増える一方のAKBグループへの抗議かもしれません」(アイドルライター)
とはいえ、平手1人が辞めたところでイタくもカユくもなさそうだが…。