1月19日、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、有吉が紳助氏の話題に言及。「芸能界、復帰歓迎の声多数だって」と復帰論について切り出すも、「本当? そうなの?」と懐疑的な見方を示した。さらに、有吉は「吉本の芸人にアンケート取ってみたいよね」と、紳助氏の元後輩たちの意見が聞きたいと表明。「吉本の芸人に『紳助さん復帰しますけど、どうですか?』って全員にアンケートを取ってみたら?」と独特の提案を口にしていった。
「明言こそしませんが、有吉は昔から明らかに“反紳助”。再ブレークし始めたころに出演した『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、『有吉が消えたのは愛がなかったからや。でも今は愛がある』という紳助氏の“いい話風トーク”をヘラヘラと聞き、今でも『あいさつしろや!』『感動するやん…』など、悪意あるパロディーで紳助氏をネタにしています。ラジオ内でも、『(芸人たちが復帰してほしいと)俺は言わないと思うよ。そりゃmisonoに聞けば言うだろうけど』と懐疑的だっただけでなく、自身は他事務所であることから『俺らは関係ないっちゃ関係ないじゃない、別に』と他人事でした」(お笑いライター)
有吉が言うように、misonoやYouTubeに同席していた山田親太朗、今でも“お父ちゃん”と紳助氏を慕う上地雄輔など、かつて紳助氏の世話になった“ヘキサゴンファミリー”は復帰を待ち望んでいる側。また、19日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)で「島田紳助さん、来て下さいませんか。もしも良かったら。この番組に。お願いです。私の一生の、恵美子のお願い!」とカメラに向かって出演オファーを送った上沼恵美子や、“紳助兄やん”と彼を慕い、19日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「このまま表に出なくていいのか?」「僕と一緒にやってほしいですよ」と語った松本人志も復帰歓迎派の筆頭に数えられている。
しかし、有吉が言うように、紳助氏の復帰は歓迎しない芸人の方が多いようで…。
「紳助氏の復帰を本心から望んでいるのは、上沼・松本・ヘキサゴンファミリーなど、現役時代に親交が深かった人だけ。他の芸人はリップサービスで、本音では復帰なんて望んでませんし、アンケートが匿名なら間違いなく“否決”されるでしょう。有吉や今田耕司、『アンジャッシュ』渡部建、『フットボールアワー』後藤輝基らは、戻って来られると困る筆頭。紳助氏が消えた穴埋めでMCのポジションに出世できたのに、復帰なんてされたらまたゴマスリとヨイショを強いられますからね。“加藤の乱”で発言力のアップに成功し、今や吉本有数の権力者となった加藤浩次もそう。紳助氏が復帰すると、せっかく混乱に乗じて築き上げた権力を失うことになってしまいますから」(民放キー局関係者)
どうやら復帰に対し、大物も含めた両陣営の思惑はかなり異なるよう。もし復帰が現実味を帯びてくればミゾが顕在化し、クーデーターを含めた一大抗争に発展するかもしれない…。