まずは、2020年に人生の明と暗、女優として天国と地獄を味わうことになるこの2人だ。
合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で警視庁組織犯罪対策部第5課に逮捕された沢尻エリカ(33)。最新の潜在視聴率10・2%。当然の話だが、ギャラは大暴落し4Aから一気にZランク(判定不能)という最低ランクに落ちてしまった。
出演予定だったサントリーやP&GなどCM5本が中止になったり、10話分の収録が終わっていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の撮り直しが確定的になったことで、巨額の借金を抱えることになったという。
「大河の撮り直しで約4億円。CMに加え、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のDVDなどパッケージ化に関連する違約金など6億円、計10億円の違約金になる。現在、沢尻はこの額をどうやって支払っていけばいいのかと真剣に悩んでいます。一時は自己破産まで検討していました」(業界事情通)
そんな沢尻の最新情報を入手した。なんと、改めて芸能界復帰を目指し、リハビリに励んでいるようだ。
「リハビリの場所は、関東近郊にある心療内科専門の病院です。元『TOKIO』の山口達也が入院していたことで有名になった。10年以上もドラッグに慣れてしまった体から毒を吐き出すのには、相当の時間を要するはずです」(同)
その一方で、多額の借金を抱えることになった沢尻の足元を見て、早くもハイエナの如く群がって来たのがAV業界だ。
「すでに1本1億円を提示するメーカーが現れました。契約金はどんどん高騰し、某中国系の事務所から“3本5億円”という金額を提示されたそうです」(芸能プロ関係者)
借金地獄に落ちてしまった沢尻に足を向けて寝られないといわれているのが、『麒麟がくる』の代役に起用された川口春奈(24)だ。潜在視聴率は9.6%(大河ドラマ起用前は3.4%)で、ギャラは2Aが一気に3Aクラスに大幅ランクアップしたのだ。すでにNHK局内ではリスペクトと称賛の意味も込めて“お春さま”と呼ばれている。
「川口は本当に持っています。一時は熱愛が報じられた格闘家・矢地祐介との交際で干されるという話も出ていたんです。今回、例え『麒麟がくる』の視聴率が悪くても、向こう3年間はNHKの他のドラマ枠で主演クラスの役を川口に用意するそうです。また、NHKのドキュメントや教養番組でMCの話も出ています」(NHK関係者)
皮肉にも、スキャンダルで明暗を分けた沢尻と川口だった。
かと思えば、同じ大手事務所に所属し、そのポジションをめぐって権力闘争と結婚問題が複雑に絡み合うバトルを展開中なのが、深田恭子(37)=潜在視聴率4.3%、ギャラ3A=、綾瀬はるか(34)=潜在視聴率7.7%、ギャラ4A=、石原さとみ(33)=潜在視聴率6.2%、ギャラ4A=、高畑充希(28)=潜在視聴率8.1%、ギャラ2A=の4人だ。
「所属するプロダクションにちなみ、いまや業界では『ホリプロ四天王』とテレビ界では呼んでいる。だが、深田の最新主演作『ルパンの娘』(フジテレビ系)、さらに、石原の『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)は共に平均視聴率がシングルと大コケし、潜在視聴率が急落した。理由は簡単。深田と石原が交際していたセレブ男性の存在だ。深田は不動産会社を経営する資産家と結婚秒読み段階にある。石原はIT企業の社長と交際していたが、昨年7月に破局。この影響は大きく、一気にファン離れが加速したんです」(芸能プロ関係者)
(明日に続く)