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箱根駅伝“関東ローカル大会”から全国区へ 2024年に実現か

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提供:週刊実話

 令和初の箱根駅伝は、青山学院大学が2年ぶりの総合優勝で幕を閉じた。連覇のかかっていた東海大学、11年連続3位以内の東洋大学、平成で6度の優勝を誇る駒澤大学、前哨戦の出雲駅伝を制した国学院大学による“接戦”も予想された中、往路では4位だった東海大までもが大会新記録という、驚異的なスピードレースとなった。

「今年が96回目で、どのテレビ番組も視聴率が伸び悩む中、箱根駅伝は確実に高い数字を上げている。ただ、同駅伝は全国大会ではなく関東ローカル大会で、出場は関東地方の学校に限られています。2024年の100回目のメモリアル大会に向け出場校を全国に広げようとしており、その動きに弾みが付くと思います」(スポーツ紙記者)

 箱根駅伝の実況中継においても“全国化”が進んでいる。
「出場選手の出身地、出身校をしっかりと紹介しています。これは甲子園と一緒。全国大会化している証しですよ」(関係者)

 箱根駅伝が“甲子園化”する中、「箱根駅伝に出たい!」との夢を持って、関東圏の大学への進学を目指す学生は多い。その意味では、すでに全国大会になっているのかもしれない。

 しかし、全国化する前に再考しなければならない問題もある。その1つが、留学生の出場枠だ。
「各校ともエントリーできる留学生の人数は2人まで。実際に走ることができるのは1人です」(同)

 往路3位の東京国際大をけん引したのは、ケニア人留学生のイエゴン・ヴィンセント・キベット。3区の区間新記録を塗り替える快走を見せ、留学生が大きな戦力となることを証明した。

 一方、青学大を始め、日本人選手だけの学校も多い。ひと昔前のように、留学生の有無が優勝を左右しなくなったせいか、「彼らはマジメに練習しています。留学生の出場枠も見直す時期にきたのでは?」との声も、出場校関係者の中から出始めている。

 一筋縄ではいきそうにないが、全国化すれば盛り上がることは確実だ。

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